川崎市でのイベントに出展
先日お伝えした通り、2019年6月29日に開催された川崎区在宅療養推進協議会様のセミナーにご招待いただきfreeflow®︎を展示してまいりました。
このイベントは一般向けで、無料で体力測定であったり、歩様のチェックをする測定会と、特に高齢者医療に関係のある話題を医師の方に話してもらう機会とのこと。今年で10年目の開催だそうです。いずれも無料ということもあってか、たくさんの方々で賑わっていました。私どもの展示スペースにも興味を持ってくださるかたが多くいらっしゃいました。
ところで出展を決めたのちにわかったのですが、セミナーの方のテーマが「不眠と夜間頻尿」ということでした。まさにfreeflow®︎が役立つ領域のお話で、ご縁を感じてしまいます。ご講演なさる前田高宏先生は川崎市立川崎病院で、泌尿器科診療に取り組まれていらっしゃる方です。私どもも恐縮ながらご高説をお聞きし大変勉強になりました。
先生はいろいろと論文で取り上げられるデータをご紹介になり、理路整然とわかりやすくお話してくださったのですが、その中でも驚いたのはこの論文の調査です。夜間2回以上起きて用を足さなければならないケースと、それ以下のケースにおいては、骨折する割合から、それだけでなく生存率まで明らかに違ってくるというのです。生存率自体は、低いといっても90%程度ですので過度に心配する必要はないのかもしれませんが、頻尿をほおっておいてはいけないという認識をさせていただける、非常にインパクトのあるデータでした。
それとこちらのご発表にも少し驚きがありました。夜間頻尿の頻度を世代別、男女別に調べた調査ですが、この調査を行なった論文の筆頭論者は本間之夫先生です。そうです、弊社freeflow®︎の監修者として開発に大変ご尽力していただいた先生であり、当時、東京大学医学部泌尿器科教授として日本のコンチネンスケアの指導的立場でいらっしゃるご高名な先生です(現在は日本赤十字医療センター院長をなさっておられます)。単なる偶然ですが、本間先生と一緒にやってきてよかったと思わせていただけた瞬間でした。
なお前田先生にはご講演準備でお忙しいところ、freeflow®︎をご覧いただけることになり、大変貴重な意見交換をさせていただきました。ありがとうございました。